国別の旅行支出について

2016年頃から気になっていた動向がある。一見、「インバウンド需要」と言うと、東アジアの国が多いように感じる。これは誰もが、体感値として持っている感覚であろう。実際のところ、日本に来ている人は人数で言えば5割以上は東アジア(中国、香港、台湾、韓国)であり、2割強がアジアと言う流れである。

しかし、実際のところ、国別の支出、つまり「どれだけお金を使ったか」を見ると、違う数字がでてくる。総支出.jpg

このサイトの出典からすると、「旅行中支出は1 人当たり平均 130,653 円であった。旅行手配方法別では、団体ツアー参加者では 1 人当たり平均 85,804 円、個人旅行パッケージ利用者では 1 人当たり平均113,863 円、個別手配者では 1 人当たり平均 146,117」となる。つまり、団体パッケージツアーよりも、 個人客の方が、日本に来てから支出する額が大きい傾向にある。個人手配旅行者のことは一般的に「FIT(Free Independent Traveler)」と呼ぶ。

では、どの国のFITが一番支出が高いか。図を見ると中国、英国、フランス、スペイン、オーストラリアなどが一番多い。またそれに対して、中国などのアジア諸国の方の滞在期間は10日間以内が目立つのに加えて、ヨーロッパ人は13日間以上滞在することが多いそうだ。実はこのスペイン、英国、オーストラリアなどは2016年も(本統計は2017年)も大変高った。記憶がただしければスペイン人は40万以上の支出をとらえていたとも思う。

つまり、今までのインバウンド事業はボリュームを中心とした考えである。これによって、現在の日本への旅行希望者は格段に上がってきているとも思える。しかし、そろそろ2019年ラグビーワールドカップや2020年のオリンピックの都市になると、様々なタイプの旅行者が増える。それも、国際大会の客となると成功しているビジネスマンや外交官、政治家などのクラスの方々だ。日本ではどちらかと言うと、「ラグジュアリー旅行」よりも商品を多売する傾向があるように思える。ただし、せっかく、20万ー50万と払ってくれるような層のお客さん層に日本の商品開発ができているかと言うと、実は「出来過ぎている部分」と「対応できていない部分」があると思う。特に「対応できていない部分」については今後強化すれば、日本の印象を良くするだけではなく、日本の文化の「保存」へもつながる。

次回は個人的見解でどのような部分が「対応できていないか」について言及していきたいと思う。

以上。

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